SoftBankワールド2017でExpress Connectのデモを実施しました

こんにちは。

夏になると蒙古タンメンが無性に食べたくなる、エンジニアの比嘉です。

先日、7月20日、21日と2日間に渡り、SBクラウドでは、年に一度のビックイベント「SoftBank World 2017」へ出展してまいりました。

その中で私は「Express Conncet」デモンストレーションを担当させていただきました。そのデモの内容とできればその舞台裏について、少しご説明させていただければと思います。

Express Connectデモの様子

 Express Connectとは

まず、Express Connectを簡単にご説明します。

Express Connectとは、中国及び海外、さらに日本国内のさまざまなクラウド環境やオンプレミス環境、オフィス間を高品質でセキュアに接続できる専用型プライベートネットワークサービスです。

これまで、インターネットVPNや、専用線というのものはありましたが、高額であったり、通信が不安定であったり、開通までの長い時間、あと、ニーズに応じて迅速に対応できなかったりと、それぞれ様々な問題がありました。

これを解決したサービスがExpress Connectになります。

Express Connectは大きく2つのサービスから構成されております。

・VPNコネクション

Alibaba Cloudの日本リージョンとAlibaba Cloud 中国及び海外のリージョンを専用型ネットワークで接続できるサービス

・ダイレクトアクセス

日本国内にあるお客様のデータセンターやオフィスなどからAlibaba Cloudの日本リージョンとを専用ネットワークで接続できるサービス

この2つのサービスをご利用いただくことにより、日本国内及び海外との環境をシームレスかつセキュアで安定的にご利用いただくことが可能です。

当然、クラウドですのでニーズにあわせた料金体系、開通までのリードタイムを大幅に短縮することができます。

Express Connectの詳細はコチラ

ということで、そのExpress Connectの品質や安定性を、ぜひみなさんに体感いただこうと、SoftBankワールドにてデモンストレーションを実施しました。

そして、そのデモの内容が以下になります。

インターネット vs Express Connect

Alibaba Cloudの日本-上海間で、インターネット回線とExpressConnectの対決のLiveデモを実施いたしました。

Express Connectのその効果や良さがわかるように、なるべくビジュアルでわかりやすくとデモを作り上げました。

対決に入る前に、まず品質が良いネットワークとは?というところですが、ネットワーク品質を決めるのは以下になります。

① レイテンシー(遅延時間)が小さい

② パケットロス(損失)が少ない

③ パケットのレイテンシー(遅延時間)のバラつきが少ない

また、よく耳にする、スループット(単位時間あたりの転送量)はこの①、②、③や帯域幅などが複合的に影響しあうことにより上げ下げを繰り返しております。

アプリケーションや業務の用途にもよりますが、例えばライブ配信やテレビ会議の音声などリアルタイム性が必要なものはレイテンシーのバラつきの少なさが重要だったり、オンラインゲームのように、小さなデータを何度もやり取りするようなケースは、ユーザー操作を即時に反映することが必要ですので、レイテンシー(遅延時間)が少ないものが重要だったりします。

対決① レイテンシー対決

それでは、一つ目の対決はレイテンシー比較です。

計測環境

上海と日本にそれぞれサーバーを用意いたしました。

それぞれ日本からインターネット経由、Express Connect経由でPingコマンを使って比較してみたいと思います。

デモンストレーション動画(レイテンシーの比較)

対決①の結果

・インターネット回線の時間は100ms前後、Express Connectの時間はほぼ30msとなっており、Express Connectが3倍以上、レイテンシー(遅延時間)が小さい

・インターネット回線の時間はバラつきが多い、Express Connectはバラつきがほとんどない

以上のように、対決①ではExpress Connect のレイテンシーの小ささと、バラつきの少なさを確認していたくことができました。

続いて、2つ目の対決をみていただきたいと思います。

対決②  スループット対決

2つ目の対決は大容量のファイルを転送することにより、そのスループットの違いをみていただきたいと思います。

計測環境

上海と東京にサーバーを用意いたしました。上海のサーバーへログインを行い、日本のサーバーから大容量のファイル(今回はデモですので100MB弱のファイル)をダウンロードを実施したいと思います。

デモンストレーション動画(スループットの比較)

対決②の結果

・インターネット回線経由だとダウンロード時間 7分42秒、スループットは0.5Mbps 〜 3Mbps 程度

・Express Connect経由だとダウンロード時間 32秒、スループットは20Mbps前後

まずダウンロードにおける時間は14倍弱ほどの違いがご確認いただけるかと思います。

本デモでのExpress Connect経由の計測環境は、帯域幅を20Mbpsで契約を行っているため、20Mbps前後になってますが、これはニーズに応じて増やしたり減らしたりすることも可能です。今回は20Mbpsの帯域幅を専有的に独占して回線を利用できていることが確認することができます。

今回の計測では100MB弱のファイルでしたが、実際の業務となると数十GB、数百GBのデータやり取りはよくあると思います。そうすると、さらにその差は大きくなる可能性も高くなります。

対決③ ストリーミング配信対決

3つ目の対決は、実際にアプリケーションレベルで見た場合に、どのような違いがあるかを比較していきたいと思います。

計測環境

上海にRTMP配信サーバー+動画、日本のクライアントから、インターネット経由とExpress Connect経由で視聴比較していきたいと思います。

デモンストレーション動画(ストリーミング配信の比較)

対決③の結果

・インターネット回線経由の視聴は、遅延やパケットロス等が発生しスムーズに再生できず

・Express Connet経由の視聴は、物理的な距離による遅延は発生しているもののストリーミング動画としてスムーズに流れている

アプリケーション上でもインターネットとExpress Connectの違いをご確認いただけたかと思います。

とういことで、最終結果は以下のようになりました。

Express Connectの品質のいい安定したネットワークをご確認いただけたかと思います。

<裏話>実はAlibabaCloudのインターネット品質もいいんです事案

実は、今回、デモを作っている中で問題がありまして、それは、

Alibaba Cloud のインターネット品質もすごくいい

ということです。

弊社のネットワークエンジニアは、世界各地と日本とのトラフィックを、常に監視及び、トラッキングを行い最適なルーティング、混雑度、ルーターの性能/設定などを日々改善を行っております。海外とのネットワーク品質に、相当、力を注いでおります。

 

上記の表は東京と中国の各都市とのインターネットのレイテンシー(遅延時間)を比較した表になります。

赤線が、Alibaba Cloud 、青と黄色が他社クラウド事業者になります。

その中でAlibaba Cloud のレイテンシーは一番小さいことがわかるかと思います。

上記のことから、デモ担当としては困難を極めました。インターネット回線の状態によっては、アプリケーションレベルで多少の遅延等が吸収されてしまいます。当然、インターネット回線ですので悪い時もあれば、良い時もあります。ただ、Liveデモをするにあたって、それが予測できないのが問題でした。

結論からいうと、インターネット回線の癖といいますか、通信の向きや、時間帯による違い、ストリーミング配信の設定など何度も検証していく中で、回線の特徴・パターンがわかってきましたので、デモは無事に実施することができました。

それで一つ学んだことは、Express Connectの良さ、

「期待した速度やパフォーマンスが、期待通りに動く = 安定している 」

エンジニアにとっても、これは有り難いことと改めて痛感した出来事でした。

まとめ

長々と申し訳ありませんが、最後にまとめとして、

Express Connetの大きなメリットは、やはり安定性/価格/柔軟性です。

インターネット回線は、不特定多数で利用されてますので、回線状況の予測が困難です。今、出ているスピードが明日同様にでるか、来月でているのかはわかりません。実際のサービスや業務となると、「予測できない」というのはリスクになると思います。Express Connectを利用いただくことにより、安心して、サービスを利用できるというのが大きなメリットだと思っております。

ぜひ、ご検討よろしくお願いいたします。

 

この記事をシェアする