ECSインスタンス停止時の非課金化の機能が追加されました

おひさしぶりです。ソリューションアーキテクト 森 (@mosuke5) です。
今日は待望の?ECSインスタンス停止時の非課金化を開始したのでアナウンスします。

いままで

今までECSインスタンスは、インスタンスを停止している状態でもインスタンス費用が発生する仕様となっておりました。今回、インスタンスを停止時にインスタンス費用について非課金となる機能をリリースいたしました。

公式ドキュメント:「停止済みインスタンスの非課金化

なぜインスタンス費用が発生していたの

今回のリリースによって、インスタンスの停止に2つのモードが選択できるようなりました。実は、単に非課金になるから良い、というものではありません。この2つのモードでは明確に違いがあります。
簡単に、従来方式の停止方法と新しい方式の停止方法での違いを表にしました。

従来方式 新しい方式
停止時の
インスタンス課金
課金 非課金
インターネットアドレスの保持 保持 非保持
ローカルディスクのデータ 保持 非保持

新しい方式では、停止時のインスタンス課金は発生しない代わりに、停止したあともう一度起動した場合にインターネットアドレスが変更されてしまいます。もしインターネットアドレスを保持したい場合には別途EIPのサービスを利用する必要がでてきます。もうひとつ、前回にブログで紹介したローカルディスク(エフェメラルディスク) のデータを停止時に保持できないです。
従来の方式で、インスタンス費用が発生していたのは「停止してもリソースを保持していたから」という理由によるものです。今回のアップデートでこの選択ができるようになりました。

Alibaba Cloudのエフェメラルディスクってなに。その使いみちと特徴。

実際に使ってみる

というわけで実際に使ってみたいと思います。

機能の有効化

まずこの機能を利用するために有効化が必要です。ECSコンソールから「概要」→「設定」といくと下記画面がでてきて、「VPCタイプのECSインスタンスにて”停止済インスタンスへの課金を停止”」を有効化する必要があります。

有効化すると以下のような注意文が表示されます。主な注意事項としてはインスタンス費用は停止するがディスクやEIPの費用は発生するよというものです。

 

インスタンスを停止

では実際に下記のインスタンスを停止してみたいと思います。
停止前の状態です。このときにはインターネットアドレスが表示されていることを覚えておきましょう。

インスタンスの停止を行っていくと、最後に「インスタンスの停止:インスタンスを保持し、課金を継続する」のオプションの選択ができるようになっています。こちらでチェックをいれると、従来通りのリソースを確保したまま停止ができるようになっています。今回は、チェックしないで停止します。

こちらが停止後の画面ですが、インターネットアドレスが表示されていないことが確認できます。つまり、インターネットアドレスのリソースを開放した状態(課金されていない状態)ということになります。

ちなみに、先程の「インスタンスの停止:インスタンスを保持し、課金を継続する」のオプションを選択して停止すると下記のようになります。

さいごに

Alibaba CloudのECSインスタンスはこれでかなり使いやすくなったのではないかなと思います。今までの方式だと、課金を停止するためにインスタンスのイメージを取得し、削除。必要になったときにはイメージから復元。が必要でした。このあたり、どちらのモードも選択できより実用的になってきていると感じています。

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