Media Processing Serviceについて

皆さん、SBCloudエンジニアのryuです。7月に入りだんだん暑くなってきましたね。4月にAlibaba Cloud日本サイトに新しいプロダクトMedia Processing Service(MPS)がリリースされましたので、紹介させていただきます。

MPSを活用していただくと様々な形式の動画を一度に変換し、公開まで自動化することができます。
今回は、mp4のSD画質をHD画質や4K画質に変換して、バケットにアップロードするまで実際にやってみました。

Media Processing Service(下記略称 MPS)には大きく分けて2つの機能があります。
・トランスコードタスク
・ワークフロー
まずは、「トランスコードタスク」の使用方法について紹介したいと思います。

トランスコードタスクについて

事前準備

  • OSS(Object Storage Serviceのストレージサービス)のバケットが必要になるので、用意しておきます。 途中の画面からバケットを作成することも出来ますが、出戻り作業が発生するので先に作成しておくのがベストです。
  • テスト用のサンプルファイルとして、適当な動画ファイル(.mp4)を用意しておきます。このファイルをOSSバケットへ事前にアップロードしておきます。

手順

コンソールの画面の[タスク作成]をクリックします。

  • 入力: OSSのファイルURL(参照からファイルを選択できます。)
  • MPSキューのトランスコード: mts-service-pipeline (現在これしか選択できません。)
  • 出力名: 英字、漢字、平仮名、片仮名、数字、および共通の句読点を含むことが出来ます。拡張子は追加することはできません。名前の長さは1〜64文字です。(m3u8ファイルにファイル拡張子を追加しないでください。)
  • 出力場所: OSSのOutput先のフォルダURL(参照からフォルダを選択できます。)

次に、テンプレートを選択します。ここでは出力するフォーマット、ウォーターマークの有効化、ビデオクリップ、イメージの回転等の設定をすることができます。(チェックボックスに見えますが、選択できるのは一つだけです。)

フォーマットの選択(今回はMP4-SDToHD)をしてトランスコードをクリックすると、ファイルの変換作業が始まります。変換が終わるとレコードに表示されます。

16MBのMP4ファイルの解像度を拡大しても(SD画質 360P を HD画質 720P へ)、5分もかからず完了した気がします。

ワークフローについて

ワークフローが設定されると、メディアファイルがOSSにアップロードされるときに、OSSは自動的にメディア処理をして、特定のOSSバケットとオブジェクトに一致するアクティブなワークフローを識別します。一致したワークフローが自動的に実行されます。

事前準備

  • OSS側に、「入力メディアバケット」と「出力メディアバケット」を作成しておく必要があります。

手順

最初に、メディアバケットを指定する必要があるので、新しく作るか既にあるバケットを利用して入力メディアバケット・出力メディアバケットをライブラリ設定に追加します。

次にワークフロー作成をクリックします。

ワークフロー名: 文字は1〜128までの英字、漢字、数字、アンダースコア(_)、ハイフン( – )、ピリオド(.)、パーセント記号(%)が入力可能です。

プリセット:今回はカスタマイズのままです。
トポロジー:ここでフローの設定をしていきます。

入力の編集ボタン(鉛筆マーク)をクリックします。

入力パス:ここで入力メディアバケットに設定したバケットを選択します。
MPSキュー:今のところ選択できません。
メッセージタイプ:メッセージを送信する必要はないのでこのままです。

入力の[+]をクリックしてトランスコードを選択します。

[入力]と[公開]の間にトランスコードが追加されます。

次に、トランスコードの編集ボタン(鉛筆マーク)をクリックします。

名:自動的に割り当てられますが、変更することも可能です。
テンプレート:変換方式を選択します。
出力場所:出力メディアバケットに設定したバケットを選択します。
ウォーターマーク:ウォーターマークを使用する or 使用しない

公開
メディアタイプ:自動とマニュアルがあります。

今回はテストとして、下記のワークフローを作成しました。

入力部分の設定:

スクリーンショットの設定:

トランスコードの設定:

公開:

次へをクリックするとバケットのドメインの設定をすることもできます。

完了をクリックするとワークフローが作成されます。

ビデオをアップロードして、テストしましょう。
「メディアファイル」ー「アップロード」ボタンをクリックします。

ワークフローの選択で、先作られた「sample」を選んで、「ファイル選択」ボタンをクリックします。

4Kのテストビデオをアップロードします。

インターネット回線の状態によって、アップロードにかかる時間は変わります。

アップロード完了後、今回は「コンプリート」を選びましたが、引き続きアップロードしたい場合は「さらにアップロード」を選んでください。

ビデオのアップロード完了後、タスクステータスは「有効化」、メディアステータスは「配信済」となります。「管理」リンクをクリックします。

「動画の詳細」ページが表示されます。「メディアURLの取得」タブをクリックします。

トランスコードが設定されるのと同時に、OSSの出力メディアバケットに自動的にフォルダが作られ、トランスコードされたファイルが中に格納されます。(出力メディアバケット ACL権限:公開読み取り/書き込みが必要です)

スクリーンショットマネージャにはサンプル動画にプレビュー画像が表示されます。(出力メディアバケット ACL権限公開読み取り/書き込みが必要です)

マウスを画像に重ねると「サムネイルを設定する」、「URLをコピーする」のボタンが表示されます。

「URLをコピーする」:画像のURLがコピーされ、他人に共有できます。

「サムネイルを設定する」:左上のサムネイルにスクリーンショット画像が設定されます。

メディアファイルの一覧ページにも、サムネイルが表示されています。

おわりに

長い文章で目も疲れたかと思いますが、皆さん、いかがでしょうか。SBCloudのMedia Processing Service(略称 MPS)ではエンコード知識を必要とせず、誰でも簡単に動画を素早くエンコードできます。ご自身の配信サイトと組み合わせ、より便利に素早く配信できます。

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