MarketplaceからECSを購入できるようになりました!!

こんにちは、SBクラウドのKSです。
少し前にpiyohiko先輩のブログで紹介のあった、Marketplaceについて簡単にご紹介します。
まだまだ日本未対応の部分はありますが、よろしければご一読ください。

はじめに

MarketplaceとはAlibaba Cloudパートナーベンダーがソフトウェアをインストール済みのイメージを提供し、ユーザーはECS購入時に該当のイメージを選択するだけでソフトウェアが利用できる、という仕組みです。要するにユーザーはインストールなどの手間を省くことができます。
ちなみにAWSなどの他社クラウドでも同じようなサービスを提供しています。

本ブログ執筆時点ではベンダー側(イメージの提供)はまだ日本未対応ですが、ユーザー側(イメージの利用)は利用可能です。

Marketplaceのイメージ購入

今回の本題ですが、Marketplaceのイメージを購入してみたいと思います。
なお、現状は以下の点がポイントになります。

  • 国際サイトで販売しているイメージを日本サイトで購入できる
     →イメージの詳細(インストール済みソフトウェアなど)ドキュメントは英語
  • BYOL含めソフトウェア料金は無料もののみ提供中(インスタンス料金はかかる)

WordPressのイメージ購入

ではさっそく購入してみたいと思います。
ECSの購入画面で「Marketplaceイメージ」を選択して、「イメージマーケット(オペレーティングシステムを含む)から選択」をクリックします。

すると、下記のように購入できるイメージの一覧が表示され、購入したいイメージの「続行」をクリックすると選択できます。
※リージョンによって購入できるイメージの種類は異なります

今回はWordPressがインストールされているイメージを購入してみたいと思います。

ちなみにイメージのタイトル(今回で言えば、Wordpress on LEMP CentOS7.2 64bits powerd by IGS)をクリックすることで、イメージの概要を確認することができます。
※国際サイトのイメージなので英語です

また、「User Guide」のリンクからこのイメージの詳細を確認することができます。

この概要画面の下の方ある「Pricing」を見てみると、「Instance Usage」には料金が表示されていますが、「Software Cost」が全て0であることがわかるかと思います。

これはこのMarketplaceイメージでECSを作成しても、パブリックイメージやカスタムイメージから作成する場合と同様で、ECSインスタンスの利用料金のみが必要で、ソフトウェア利用料金は無料ということです。

少し話が逸れましたが、購入したいイメージの「続行」をクリックすることで、下記のようにイメージが選択されます。

あとは通常通りECSの購入をすすめて、このようにECSが作成されました。

なお、今回購入したイメージにはNginx・MySQL・phpMyAdmin・Wordpressなどがデフォルトでインストールされています。

セキュリティグループを適切に設定し、ECS購入画面で設定したrootアカウントのパスワードでログインできます。password.pwdファイルを検索し、MySQLのパスワードを確認します。

# ls
latest.tar.gz  lnmp  password.pwd  wordpress
# cat /root/password.pwd
MySQL root
Username: root
Password: ***

上記のpassword.pwdファイルに記載されているパスワードでphpMyAdminを用いてブラウザからMySQLにアクセスできます。

phpMyAdminでユーザーを作成後、ブラウザにIPアドレスを入力してWordPressの初期セットアップをします。

投稿も問題なくできました。

BYOLのイメージ

FortiGateイメージ

WordPressインストール済みのイメージを購入してみましたが、他にも下記のFortiGateというUTM製品がインストールされているイメージも試しました。

  • Fortinet FortiGate (BYOL) NGFW (HA Supported)

結論から言うとこれはそのままでは利用できません。FortiGateはインストールされていますが、Web管理コンソールにログインするとすぐにライセンスのアップロードを求められます。

イメージ名にBYOLとある通り、ライセンスを持ち込む必要があります。
つまり、Alibaba Cloudからの請求にソフトウェア利用料金は含まれず、ECSインスタンス料金のみで(ライセンスを持ち込めば)利用できるという形式です。

国際サイトではライセンス利用料込みのイメージもありますが、日本サイトではまだ対応していません。

その他のイメージ

BYOLで購入できるイメージは他にもこのような種類があります。

  • Check Point CloudGuard (BYOL)
     →多種多様な脅威に対応するするためのセキュリティ機能を統合した次世代型のUTM製品
  • Wowza Streaming Engine 4: BYOL Edition
     →ライブ配信とオンデマンド配信に対応した動画ストリーミングサーバを提供しているサービス
  • Veeam Backup & Replication 9.5 – BYOL
     →データ保護(バックアップ・レプリケーション)ソフトウェア

オープンソースのソフトウェアインストール済みのものは下記のようなものがあります。

  • Hadoop
  • Zabbix
  • PostgreSQL/MongoDB/RedisなどのDB系

他にもいろいろとありますので、詳しくはコンソールでご確認ください!

イメージを提供したい!場合

現在日本サイトで利用できるMarketplaceは、国際サイトで販売されているイメージをユーザーが購入することができるという形態になっています。
そのため、ベンダーがMarketplaceでイメージを販売するには国際サイトを利用する必要があります。
こちらのページに詳細が書かれていますが、下記のようなステップが必要になります。

  • 国際サイトのアカウント取得
  • 国際サイトでパートナー認定を取得

そして国際サイトなのでもちろん英語での対応となり、また、パートナー認定を受けることのできる基準などもわかりません(英語が苦手で見つかりませんでした)ので、ハードルは高めです。。

さいごに

日本サイトのMarketplaceは現状、ユーザーが無料イメージ(ECSインスタンス料金は別途発生します)を購入することはできますが、イメージをMarketplaceに登録することはできません。他にも、イメージの詳細が英語の説明文のみだったりとまだまだ使いにくい部分は多いです。

しかし、ユーザーとしては利用したいソフトウェアをインストールする手間を省けたりとメリットがあります。また、イメージをMarketplaceに登録できるようになれば開発ベンダーにとっても新たなビジネスを創出できるでしょうし、Alibaba Cloudにとってはクラウドプラットフォームの魅力を高めることにもなりそうです。(そうなるように隣の部署が鋭意調整中です!!)

※注意:本投稿記事は2018年12月の執筆時点の内容です。仕様など修正される場合がありますがその点ご了承ください。

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