Alibaba Cloudの香港リージョンと中国本土の接続性の話

こんにちは。技術部の吉村です。

今日のテーマは「中国本土向けWEBサイトを作る時に香港リージョンでWEBサイトをホスティングすると良い」という話です。

これは地理的な距離が近いこともありますが、Alibaba Cloud の強みであるバックボーンネットワークが良いからです。

詳しく見ていきましょう。

ICP登録が阻む中国リージョンでのWEBサイトホスティング

ご存知の方もいるかも知れないですが、中国国内でWEBサイトを開設するにはICP登録が必要です。
ICP登録とはWEBサイトの管理制度であり、誰がWEBサイトの責任者であるかを明確にするための制度です。

管理制度というだけあって中国現地法人がないとICP登録が出来ない。

これにより大多数の海外企業にとって、中国向けWEBサイト開設のハードルがとても高いものなってしまいます。

 

香港リージョンが良い理由

中国語WEBサイト開設する際に、中国国外でWEBサイトをホスティングをすればICP登録の必要はないです。むしろ中国国外の場合はICP登録の制度上、登録申請ができません。

中国国外はもちろん日本でもいいですが、香港の方が距離的に中国に近いので香港を利用される方が多いです。

中国国内リージョンと香港リージョンの比較は以下のとおりです。

中国国内 香港
ICP登録 必要 必要なし
アクセス性 越境なし 越境あり
中国国内CDN 利用可 利用不可

注意点として香港リージョンでは中国国内CDNが利用できません。しかし、ICP登録が必要ないということが多くの企業にとってメリットになります。

英語ですが、具体的にこちらを読んでもられると分かりやすくまとまっています。

ChinaConnect – Help You to Extend Your Business to China Fast with Hong Kong Web Hosting.
https://www.alibabacloud.com/chinaconnect/china-hosting

 

Alibaba Cloudにおける中国と香港の接続性

では、香港でWEBサイトをホスティングできればどこでも良いのかというと、そういうわけではありません。Alibaba Cloud と他社のWEBホスティングで、ネットワークを比べてみてください。違いがあります。

Alibaba Cloud 香港リージョンは中国国内からアクセスが早くなるようにChina TelecomのCN2という回線が利用されています。
CN2についてはChina TelecomのWEBサイトに詳しく紹介があります。
中国电信 | 中国电信国际 CTG China Telecom Global
https://www.chinatelecomglobal.com/#/production/gis

車に例えると、インターネットの高速道路のようなサービスだと考えてください。高速道路なので一般道路よりも空いているし、短い距離で中国と海外の通信ができるようになります。
高速道路というだけあって通常は料金が掛かります。
しかし、Alibaba Cloud 香港リージョンでECSを購入すると、このCN2回線が自動的に利用できます。
料金はECS費用だけであり、オプション料金などは掛かりません。

つまり、Alibaba Cloud 香港リージョンでWEBサイトを作ると、何も意識することなく中国国内からアクセスが速くなっているのです。

例えば Alibaba Cloud 上海リージョンのECSから Alibaba Cloud 香港リージョンのECSへインターネット経路を調べるとこのような流れになっていました。

AS45102 Alibaba Cloud AS

AS4812 China Telecom ChinaNet AS 中国国内ISP網

AS4809 China Telecom CN2 ここで越境

AS63527 China Telecom Global AS 香港ISP網

AS45102 Alibaba Cloud AS

CN2を通って中国国外に越境出来ているのがポイントですね。

ということで、中国向けWEBサイトを作る際には、Alibaba Cloudの香港リージョンを使うと良い、というご紹介でした。

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